がんの聖人 聖ペレグリン
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■ ある挿話


2011/06/03、申し訳ありませんが、現在、人手不足と資金不足のためメダイの配布が出来ておりません。

聖ペレグリンのメダイを無料でお送りしています。ヴィンテージメダイです。お守りやお見舞い品としてご使用ください。
祝・祭日を除く毎週金曜日に発送しています。
キリスト教徒でなくてもぜひご応募ください。

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1700年、ドン・フランシスコ・アルミンジョーニはローマにやって来ました。サン・ピエトロ広場を歩いていたとき、突然、足が激しい痛みに襲われ、これ以上歩くことができなくなりました。医師に診てもらうと、悪性腫瘍と診断されました。病気の進行がとても速かったため、医師は、命を救う唯一の手段として、足の切断を勧めました。

ドン・フランシスコは嘆き悲しみました。いたたまれなくなった医師は、聖ペレグリンに望みを託してはどうか、と提案しました。ドン・フランシスコは、ぜひそうしたいと肯き、知り合いの司祭に聖人の遺物を持って来てもらいました。患部の上で十字を切り、聖ペレグリンのメダイを握りしめると、心が穏やかになり、横になって休みたくなりました。

真夜中、ふと目を覚ましたドン・フランシスコの前に、自分が助力を願った聖人が立っていました。翌朝、包帯を外してみると、腫瘍はあとかたもなく消え去り、周囲の皮膚もきれいになっていました・・

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■ 聖人たちの世界

キリスト教の世界にはさまざまな聖人がいます。メジャーなところでは、映画「グリーンマイル」で有名になった、旅人の守護聖人である聖クリストファーや、ヴァレンタイン・デーの呼び名が由来するところの聖ヴァレンタインなどがいます。

その他、ヴェネツィアの守護聖人、漁師の守護聖人、ビールの守護聖人、純潔の守護聖人など、国や都市、職業、事物、徳性などあらゆる事象に、それぞれの守護聖人がいます。また最近では、非公認ですがオタクの守護聖人などというのも出てきているそうですが知っていましたか?

病気にもいろいろな聖人がいて、たとえば、頭痛の守護聖人・聖アスピリヌス、歯痛の守護聖人・聖アポロニア、アル中患者の守護聖人・聖ホアンなど多岐にわたります。このホームページで紹介している聖ペレグリンは、がんとたたかう人たちの守護聖人です。

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■ 聖ペレグリン崇敬とは何か?

聖ペレグリンは、若いころは街の不良グループのリーダーで、説教にきた司祭を殴り飛ばしたりしていました。やがて反省し修道院に入ったペレグリンは、40歳のとき、自らが司祭となって故郷に戻るのですが、そのときも街の人々は半信半疑であったと言います。そして時は流れて60歳のとき、ペレグリンは左足にがんを患います。熱心な祈りにより、そのがんから奇跡的に治癒した事から、人々は彼をがんの聖人と呼ぶようになります・・

私たちは、このホームページを通じて、聖ペレグリンへの「崇敬」を広めていきたいと考えています。ところで、聖人を敬うことは「崇敬」と呼ばれ、神への信仰である「崇拝」とは区別されています。ある守護聖人を崇敬することは、信仰というよりも、そのキャラクターや生き様に魅力を感じ好きになることに近いと言えるかもしれません。

聖人崇敬に伴う、このある種の「ゆるさ」は、宗教の垣根を越えて、多くの人々へ間口を広げる一方、ある聖人の遺物とされるものをとんでもない額で売買したり、遺骸の争奪戦を引き起こしたりといった度を越したスキャンダルを生んできました。そんな理由もあって聖人崇敬を嫌気する人は多いのですが、私たちは、「俗」と「聖」を峻別しない聖人崇敬によってのみ可能な何かがあるのではないかと考えています。

たとえば、ごく普通の会社員として俗世を歩いてきた人物が、がんの告知を受けるとします。不安にもなり、心の支えを求めますが、現代の多くの日本人同様、信仰とはあまり縁のない生活を送ってきた彼にとって、いきなり神様を「崇拝」し始めることは難しいかもしれません。しかし聖ペレグリンへの「崇敬」ならばもっとずっと簡単なはずです。その生き様を知り魅力を感じ好きになりさえすればよいのですから。そしてこのささやかな「崇敬」は、彼の不安を取り除かないまでも、不安へ向き合う彼の姿勢に一つのスタイルを与えるはずなのです。

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■三つのとりなし、垂直的、水平的、回路状・・?

本来、ある聖人を崇敬するとは、その聖人に、神様への「とりなし」を祈願するということです。つまり、聖ペレグリンを崇敬するということは、地上でがんと戦うわれわれと、天上から見守る神様との仲介役を聖ペレグリンに頼むということです。地上から天上へ、そして天上から地上への、病の治癒を祈願するこのような「垂直的な」とりなしは、勿論、聖ペレグリンを崇敬する大きな動機の一つですが、その他にも、別のかたちの「とりなし」が、聖ペレグリン崇敬にはある気がいたします。

たとえば、地上と天上ではなく、まさにこの地上の表面での出来事に関し、聖ペレグリンに、「水平的な」とりなしを祈ったり(「次回のお見舞いでは、もっと優しい言葉をかけてあげられますように・・」)、あるいはがん患者が、他人には言えない苦しみのなかで、自分自身となんとか折り合いをつけるための、「回路状の」とりなし(「いかなる時にも安らかな心でいさせてください」)を祈ったり、といった場合です。

これら3つのタイプのささやかな「とりなし」が交錯するところに、聖ペレグリン崇敬は存立し、われわれの闘病生活をサポートしてくれるのだ、と考えてはいかがでしょうか。

ちなみに、この「三つのとりなし」という考え方については、ある看護学生さんとのメールでのやり取りから強いインスピレーションを受けました。ここに謹んで謝意を表明します。


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■ OSMJapan

がんの聖人 聖ペレグリン
がんの聖人 聖ペレグリン
OSMJapanは、聖パトリック教会(マサチューセッツ州、アメリカ)で主任司祭をつとめておられるジェディ神父を通じて、聖ペレグリンを、がんとたたかう人々に紹介することを仕事としています。日本では、聖ペレグリンはほとんど知られていませんが、これを機に、この素晴らしい聖人への崇敬が、皆さまの心に芽生えるのであれば幸いです。

なおOSMJapanでは、聖ペレグリンの祭日である毎年5月1日に、ミサを行っていただける教会を募集しております。ぜひご検討下さい。また、聖ペレグリンの伝記(B6サイズブックレット)も取り扱っておりますので、ご関心をお持ちの教会、病院等ございましたら、佐藤まで併せてご連絡下さい(追記:アマゾンより購入できるようになりました)。


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